
株やFX、全てのトレードで最も短期間に稼ぐ方法と言えば?
今、発生しているトレンドに乗る事。これが全てだと個人的には思う。
前回トレンドフォロワーの最大の武器。MACDと正しい認識と使い方で、説明した通り、MACDはトレンドが発生した際の、「押し目買い」、「押し目売り」を行う事を可能にする有効なテクニカル指標だという事は説明した通りになる。
今回、そのMACDに一工夫することで、MACDのダマシを減らし、又、トレンドに最大限乗る事が出来る設定方法を案内するので、是非最後まで読んで頂き、シェアして頂きたい。
従来のMACDの設定とは
MACDが(12,26)、MACDシグナルが(9)が一般的になっている。
MACDはトレンド発生中の「押し目買い」、「押し目売り」を比較的正確なサインを出してくれる有効なテクニカル指標であるのは間違いない。
MACDは、EMA(平滑指数平均線)を使用しているため、当然ながら動きは早い。
しかし、MACDが頻繁にクロスし、何度もサインを出すのは、なんだか頂けない。トレンドが発生したら可能な限り「下から上まで」トレンドを取って行ける方法は無いものか?と考えるのも人間の心理である。
その部分で、過去に疑問に思った人は、是非この記事を読み進めて頂く事で、新たな気づきが得られると思うので、最後まで読み進めてもらいたい。
一般的なMACDの設定
まずは、前回の画像を確認して頂こう。
- 画像は1時間足(Ctrl+Shift+クリックで別ウインドウ表示)
前回の記事で案内した通り、
- 上昇トレンド中は赤丸の地点で買い、青丸の地点で利益確定する
- 下落トレンド中は青丸の地点で売り、赤丸の地点で利益確定する
事で、トレンドに追随して行く形である事を説明した。
1時間足を使おうが、4時間足を使おうが、トレーダーの自由だが、時間軸が短くなれば、当然ダマシを防ぐ事が難しくなるし、時間軸が長くなれば、騙しの回数は減るが、しばらくは含み損と闘わないといけない時間が出てくる。
今回説明するのは、理想は1時間足ではあるが、15分足でも、必ずいい結果が出てくるのは間違いないので順を追って説明していく。
修正後のMACDはどうなるか?
では、さっそく、修正後のMACDの画像を見て頂こう。
- 画像は1時間足(Ctrl+Shift+クリックで別ウインドウ表示)
どうだろうか?
非常にすっきりとして、見やすくなったと思う。
又、MACDの設定は、変更前(12,26)から、変更後(48,104)に変更してある。シグナル自体は9の設定から変更はない。
この設定の理由としては、基本の数字から単純に4倍の数値の設定になっている。
MACDを4倍にすると、下の様な現象が起こる。
- 1時間足MACDのゴールデンクロス(GC)からデッドクロス(DC)までの期間は、1時間足24本線のGC、DCとほぼ同じ。
- 15分足MACDのゴールデンクロス(GC)からデッドクロス(DC)までの期間は、15分足24本線のGC、DCとほぼ同じ。
試しに15分の画像を確認して見よう。
今回は下落トレンドで新規売りポジションで入る所は青丸、上昇トレンドで買いで入るポイントに赤丸、この二つに絞ってマークを付けてみた。
さすがはMACD、上手くポイントを突いた所でサインが出ている感じになっている。
しかし、このポイント全部で入って、GCで利益確定して・・・という手法もありだが、何かと忙しい感じがする。
特に、画像右側部の、上昇トレンドに転換してから、MACDはトレンドの途中でDCの売りサインを数回出しているが、すぐトレンドに回帰しているのがわかる。
トレーダーとして、非常に悔むところはここにある。
トレンドが発生しているときに、「もっとトレンドに乗れていたはず」だとか、後悔の念ばかりがつきまとう、たらればがある。
これは非常に苦しい。また、たらればでは何も解決しない。たらればを感じるようであれば、「どうすれば改善、解決出来るのか?」という努力をするのもトレーダーの義務だ。
では、さっそくそれを修正して見よう。
- 画像は15分足(Ctrl+Shift+クリックで別ウインドウ表示)
再度、どうだろうか?
非常にすっきりとして、見やすくなったと思う。
前回同様、MACDの設定は、変更前(12,26)から、変更後(48,104)に変更してある。
この設定の理由としては、基本の数字から単純に4倍の数値の設定になっている。
数字の変更だけなので、実際には5分とかからない作業になる。
ここでも確認して頂きたいのが、
- 下落トレンド中には青丸で新規売りポジション
- 上昇トレンド中には赤丸で新規買いポジション
となる。
また、利益確定はMACDのゴールデンクロス(GC)、デッドクロス(DC)を目安に行って頂ければ十分である。
この画像でのエントリーポイントは、15分足三役好転のポイントでエントリーすれば、十分に稼げるトレンドであった。
又、1時間足MACDの設定が、(48,104)の場合、転換する事はなかなか時間がかかるというメリットがあるため、1時間足のMACDが上昇中であれば、当然15分足のMACDのGCも買いポイントになる。
焦らずポジションをとって行きたい場面である。
従って、15分足でも、
- 15分足MACDのゴールデンクロス(GC)からデッドクロス(DC)までの期間は、15分足24本線のGC、DCとほぼ同じ。
という事が確認が取れたかと思う。
複数時間枠を使う時点で必ず整理しておきたい事
今回のMACDの変更を行う事で、無駄なトレードを防ぎ、且つ、トレンドには乗り続けるという事が可能になったかと思われる。
後、乗り続けるのはトレーダー本人の器量の問題になって来る。
又、複数時間枠を使う事で必ず陥るワナというのがあるので、それを間欠的に表にまとめた。
これはトレーダーが使いやすい時間の設定に変更して頂くだけで応用が可能なので、参考にして頂きたい。
□上位時間軸との移動平均線の兼ね合い□
・15分足24本線 | 1時間足の6本線と等しい |
・1時間足24本線 | 4時間足の6本線と等しい |
上記の項目を意識して、設定をちょっと変更するだけで、トレードの結果は劇的に変化すると思われる。
まとめ
MACDを4倍にすると、下の様な現象が起こる。
- 1時間足MACDのゴールデンクロス(GC)からデッドクロス(DC)までの期間は、1時間足24本線のGC、DCとほぼ同じ。
- 15分足MACDのゴールデンクロス(GC)からデッドクロス(DC)までの期間は、15分足24本線のGC、DCとほぼ同じ。
是非自分のトレードする時間軸に合わせて、最適化して頂くと、結果も変化してくると思う。
最後に、読んで頂いた方は是非、フェイスブック等でシェアして頂けると、次も納得いくまで記事が書けそうです。よろしくお願いします。